【嬴政/えいせい】キングダムの秦王は呂不韋の息子か史実から解明

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【嬴政/えいせい】キングダムの秦王は呂不韋の息子か史実から解明

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新作が期待されている映画、「キングダム」。振り返ると2019年にシリーズ一作目が公開されましたが、公開されると興行収入は公開された実写邦画作品の中で1位を獲得しました。それから3年後、「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開され前作を超える圧倒的な映像体験で数多くの驚きをもたらして再び大ヒットを記録しました。興行収入はやはりその年の邦画実写作品の中で1位を記録して、なんとシリーズ累計では100億円をすぐに突破しました。

そして前作に続いて、今年2023年の夏に新作の「キングダム3 運命の炎」が劇場公開されます。注目は秦国の大王である「嬴政(えいせい)」の王位の力と指揮力です。そこで今回の「TimeMachineMuseum」では、「嬴政」が「呂不韋」の子供だったのではないかという疑問に対して史実に照合して注目したいと思います。


「嬴政のプロフィール」

  • 武力:84
  • 知力:94
  • 指揮力:99
  • 経験値:A
  • 王としてのカリスマ性:夢は中華統一。「五百年の争乱の末に平和と平等を手にする法治国家だ」

「嬴政は呂不韋の息子なのか史実から解明する」

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わずか13歳で秦国の王に即位した「嬴政」。しかし、即位した当初は力なき弱王でした。実は、このことには「嬴政」の出生が関係しています。「嬴政」の父である「子楚(昭襄王の孫)」は人質として趙国で冷遇されていました。

そして、「子楚」の後見人になったのが、商人の「呂不韋」でした。「呂不韋」は、私財を増やして趙国の社交界で「子楚」の名を売りました。また、秦国の王室に働きかけて「子楚」の父である「安国君(あんこくくん)」の太子にしました。

「子楚」は「呂不韋」の愛人である趙姫を見初めて、彼女を貰い受けます。そして、紀元前259年の正月に趙姫は男児を産みます。この男児というのが、後の「嬴政」です。こうした経緯は、史実通りに原作のキングダムで描かれています。

その後、史実によれば、「昭襄王」は「子楚」や「嬴政」の存在を忖度することなく、趙国に侵攻します。そして、処刑されそうになった「子楚」でしたが、「呂不韋」が趙国の役人に大金を渡して秦国に逃亡させました。しかしながら、この時には趙姫と「嬴政」は趙国に置き去りにされました。この「昭襄王」、「嬴政」、趙姫の史実はキングダムにおいて、そのまま描かれています。

さらに原作のキングダムでは、趙国に置き去りにされた「嬴政」と母親の趙姫は非常に厳しい境遇に立たされています。実は、史実には、趙国に置き去りにされた「嬴政」たちの描写はありません。しかし、趙国において「嬴政」と趙姫は、過酷な生活を送っていたとされています。

紀元前250年に「昭襄王」が死去して、紀元前249年に「孝文王」が即位します。趙国は、道義上、10歳になる「嬴政」と母親の「趙姫」を秦国に送り返しました。

原作のキングダムでは、この送り返される経緯が、闇商人のが紫夏(しか)」によって「嬴政」が救出され、この時に人間としての感情を取り戻すエピソードが描かれています。しかし、このエピソードはキングダムのオリジナルエピソードとなっています。

その後、秦国に密かに入ることに成功した「嬴政」でしたが、祖父の「孝文王」は即位3日で逝去、跡を継いだ父の「荘襄王」も3年で逝去。こうした経緯で13歳で秦国の王となったのが「嬴政」でした。そして、後見人には「呂不韋」となりました。

では、「嬴政」は「呂不韋」の息子という説がありますが史実では、どうなっているのでしょうか。

「趙姫」が「子楚」に渡された時、すでにお腹には「呂不韋」の子供がいて、「趙姫」は、そのお腹の子を「子楚」の子と偽って出産。それが「嬴政」となりました。当時からこの噂はあったようで、漢時代成立の「史記」、「呂不韋列伝」、「漢書」にそのような趣旨の記述があります。しかしながら、そうすると「嬴政」の誕生日が合わないため否定する説もあります。原作のキングダムでは、「呂不韋」の息子が「嬴政」としている説は否定しています。これは原作の40巻437話から理解できます。

こうしたことから原作のキングダムにおいては、「呂不韋」の息子が「嬴政」ではないということが解明できます。


「最新作のキングダム3 運命の炎の押さえておきたい見どころのポイント」

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映画キングダムの注目のポイントは下記のような感じかと思います。

シリーズ3作目となる最新作が2023年7月28日金曜日に公開されるとのことです。

そして新作のタイトルは、「キングダム3 運命の炎」というものです。

実のところ、この規模の超大作としては、異例となる2年連続での公開となると言うことです。前作で映画館に駆けつけたファンの盛り上がりは継続中です。その中、再び暑い夏に公開されると言うのです。

そして、注目は今回の最新作で描かれるのは「馬陽の戦い」と「紫夏編」ということです。

キャラクター人気ランキングの中でも、最も人気のある「王騎将軍(オウキショウグン)」の戦闘と「嬴政(エイセイ)」の命の恩人について描かれているため、大迫力のシーンと悲しみの涙と人間の心の強さなど楽しみな内容となっていると思います。

そして映画はキングダムの柱、魂とも言える「なぜ、中華統一を目指すのか」というテーマに挑戦し続けています。


「新作映画に向けてキングダムのあらすじストーリーを振り返る」

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まだ1度も統一されたことがない、7つの大国が戦いに明け暮れていた春秋戦国時代と言われた時代が舞台です。

主役の信(シン)は、「山﨑賢人」さんが演じておられます。

この信は、戦争孤児として育っていますが、ともに夢を追いかけなくなった親友と同じ姿をした、秦の国王に出会います。

この国王は嬴政(エイセイ)で、「吉沢亮」さんが演じておられます。

信は国王である嬴政と出会い、信の人生はターニングポイントを迎えます。運命に導かれるように、中華統一への道を駆け抜けることになっていくのです。

そうした中にあって、「橋本環奈」さんが演じておられる、河了貂(カリョウテン)や「長澤まさみ」さんが演じておられる、楊端和(ヨウタンワ)の力を借りて、亡くなった親友と約束した「天下の大将軍になる」という約束を叶えるために、長く険しい道を歩んでいくことになったのです。

そして、信にとって初陣となる蛇甘平原の戦いで、羌瘣(キョウカイ)に出会います。

この羌瘣(キョウカイ)役は、「清野菜名」さんが演じておられます。

そして、この初陣となる戦いで信は、武功を挙げることになります。そして100人を率いる将へと昇格して、夢への道を進み始めることになったのです。しかし、そのような中、突如として趙(ちょう)が大群を率いて侵攻してきたと言う報告がありました。これに対して秦の軍というのは、寄せ集めの兵で構成されていました。この状況で趙の大軍を馬陽(ばよう)で迎え撃つことになるのです。圧倒的に不利と思われる中、秦の国王である嬴政は、大きく戦局を動かそうとします。

それは、かつて中華全土に名を轟かせた、「王騎」将軍を総大将に任命するのです。

今回、この「王騎(オウキ)」将軍を演じるのは、前回に続き、「大沢たかお」さんです。

しかし、不思議なのは「王騎」将軍は戦場離れていたのに戻ってきたということです。それで、なぜ「王騎」将軍は、戦場に戻ってきたのか?そして、因縁の地である馬陽で彼らを待ち受ける運命とは、どのようなものなのかということが描かれます。こうして、新たな信と仲間たちの夢を賭けた戦いが始まります。2023年7月28日(金)の映画公開を楽しみにしたいと思います。

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管理人:TMM

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未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。