【河了貂】キングダムの飛信隊の軍師キャラクター設定の経緯とは?

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【河了貂】キングダムの飛信隊の軍師キャラクター設定の経緯とは?

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壮大な歴史スペクタクル映画、「キングダム」。振り返ると2019年にシリーズ一作目が公開されましたが、公開されると興行収入は公開された実写邦画作品の中で1位を獲得しました。それから3年後、「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開され前作を超える圧倒的な映像体験で数多くの驚きをもたらして再び大ヒットを記録しました。興行収入はやはりその年の邦画実写作品の中で1位を記録して、なんとシリーズ累計では100億円をすぐに突破しました。

そして前作に続いて、今年2023年の夏に新作の「キングダム3 運命の炎」が劇場公開されます。そこで今回の「TimeMachineMuseum」では、飛信隊の軍師として活躍する「河了貂(かりょうてん)」が、どのようにキャラクター設定されてきたのかに注目します。


「河了貂(かりょうてん)のプロフィール」

  • 武力:63
  • 知力:91
  • 指揮力:90
  • 経験値:B

「河了貂のキャラクター設定経緯とは」

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キングダムのメインキャラクターの中でも、オリジナルのキャラクターがいます。それは、主人公の「信(しん)」の親友である「漂(ひょう」と「河了貂(かりょうてん)」です。初期の「河了貂」は、被り物をした衣装で、顔もお面で隠されていました。そして、「信」や「嬴政(えいせい)」のセリフにツッコミを入れるというマスコットキャラクターでしたが、「信」の傍にいるために軍師としての道を選び、軍師学校にいき飛信隊の軍師としての地位を獲得し、軍師として成長し続けています。「河了貂」は、生粋の秦国の出身ではありません。かつて山界に強大な勢力を誇っていた山の民、「きゅうめい」の生き残りの設定です。「成蟜(せいきょう)」の反乱が一区切りついた夜、山の民「バジオウ」は、「信」に対して「激シイ戦ノ末 我ラガ勝利シ きゅうめいハ絶エタ」と原作5巻47話で伝えています。

山界の王である「楊端和(ようたんわ)」の「河了貂」に対する態度にも少し疑問があります。原作の5巻43話では、「成蟜」との戦いで負傷した「河了貂」に「バジオウ」が「そのものには構うなと 王から命を受けている」と言っています。

しかし、「バジオウ」は原作の5巻47話では、「端和様ハ アノ子ヲ 受ケ入レルト 決メラレタ」と述べています。

このことから「楊端和」が最初から「河了貂」を受け入れると決めていたなら、彼女が負傷した時点で「バジオウ」たちが手当てをしたでしょう。しかしそれはなく、「成蟜」の反乱が集結した時点で、「受け入れる」と明言しました。

「楊端和」が即決できない理由があったのではないでしょうか。

「河了貂」の祖父は、死ぬ間際に何か言い残していたことが明らかになっています。これは原作の5巻の番外編で明らかです。もしかしたらまだ山の民と「きゅうめい」の間には、謎が残っているのかもしれません。

さらに気になるポイントがあります。原作の18巻187話の中で登場した大王直属の医師団に妙に「河了貂」に似た雰囲気の小柄な女性がいます。しかも、着ている衣装も「河了貂」に似ているのです。彼女も「きゅうめい」の生き残り、もしくは関係のある人物だと言う可能性があるかもしれません。もしそうだとすれば、今後「きゅうめい」に関係のある人物も出てくる可能性があります。

こうした理由から考えてみると、「河了貂」のキャラクター設定というのは、軍師のキャラクターが初期から変化が見られ軍師キャラクターは設定として後付だったという可能性があります。


「最新作のキングダム3 運命の炎の押さえておきたい見どころのポイント」

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映画キングダムの注目のポイントは下記のような感じかと思います。

シリーズ3作目となる最新作が2023年7月28日金曜日に公開されるとのことです。

そして新作のタイトルは、「キングダム3 運命の炎」というものです。

実のところ、この規模の超大作としては、異例となる2年連続での公開となると言うことです。前作で映画館に駆けつけたファンの盛り上がりは継続中です。その中、再び暑い夏に公開されると言うのです。

そして、注目は今回の最新作で描かれるのは「馬陽の戦い」と「紫夏編」ということです。

キャラクター人気ランキングの中でも、最も人気のある「王騎将軍(オウキショウグン)」の戦闘と「嬴政(エイセイ)」の命の恩人について描かれているため、大迫力のシーンと悲しみの涙と人間の心の強さなど楽しみな内容となっていると思います。

そして映画はキングダムの柱、魂とも言える「なぜ、中華統一を目指すのか」というテーマに挑戦し続けています。


「新作映画に向けてキングダムのあらすじストーリーを振り返る」

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まだ1度も統一されたことがない、7つの大国が戦いに明け暮れていた春秋戦国時代と言われた時代が舞台です。

主役の信(シン)は、「山﨑賢人」さんが演じておられます。

この信は、戦争孤児として育っていますが、ともに夢を追いかけなくなった親友と同じ姿をした、秦の国王に出会います。

この国王は嬴政(エイセイ)で、「吉沢亮」さんが演じておられます。

信は国王である嬴政と出会い、信の人生はターニングポイントを迎えます。運命に導かれるように、中華統一への道を駆け抜けることになっていくのです。

そうした中にあって、「橋本環奈」さんが演じておられる、河了貂(カリョウテン)や「長澤まさみ」さんが演じておられる、楊端和(ヨウタンワ)の力を借りて、亡くなった親友と約束した「天下の大将軍になる」という約束を叶えるために、長く険しい道を歩んでいくことになったのです。

そして、信にとって初陣となる蛇甘平原の戦いで、羌瘣(キョウカイ)に出会います。

この羌瘣(キョウカイ)役は、「清野菜名」さんが演じておられます。

そして、この初陣となる戦いで信は、武功を挙げることになります。そして100人を率いる将へと昇格して、夢への道を進み始めることになったのです。しかし、そのような中、突如として趙(ちょう)が大群を率いて侵攻してきたと言う報告がありました。これに対して秦の軍というのは、寄せ集めの兵で構成されていました。この状況で趙の大軍を馬陽(ばよう)で迎え撃つことになるのです。圧倒的に不利と思われる中、秦の国王である嬴政は、大きく戦局を動かそうとします。

それは、かつて中華全土に名を轟かせた、「王騎」将軍を総大将に任命するのです。

今回、この「王騎(オウキ)」将軍を演じるのは、前回に続き、「大沢たかお」さんです。

しかし、不思議なのは「王騎」将軍は戦場離れていたのに戻ってきたということです。それで、なぜ「王騎」将軍は、戦場に戻ってきたのか?そして、因縁の地である馬陽で彼らを待ち受ける運命とは、どのようなものなのかということが描かれます。こうして、新たな信と仲間たちの夢を賭けた戦いが始まります。2023年7月28日(金)の映画公開を楽しみにしたいと思います。

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管理人:TMM

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未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。