【キングダム】初期の秦王の政の王座奪還編は真実か脚色か史実と照合

この記事は4分で読めます

目次

【キングダム】初期の秦王の政の王座奪還編は真実か脚色か史実と照合

あわせて読みたい記事:【紫夏/しか】杏がキングダムの闇商人役で吉沢亮と名シーンを熱演

あわせて読みたい記事:【キングダム】きょうかい役が変更された清野菜名と山本千尋の理由

あわせて読みたい記事:【キングダム】龐煖(ほうけん)は、なぜ武神となり無敵キャラなのか

新作が期待されている映画、「キングダム」。振り返ると2019年にシリーズ一作目が公開されましたが、公開されると興行収入は公開された実写邦画作品の中で1位を獲得しました。それから3年後、「キングダム2 遥かなる大地へ」が公開され前作を超える圧倒的な映像体験で数多くの驚きをもたらして再び大ヒットを記録しました。興行収入はやはりその年の邦画実写作品の中で1位を記録して、なんとシリーズ累計では100億円をすぐに突破しました。

そして前作に続いて、今年2023年の夏に新作の「キングダム3 運命の炎」が劇場公開されます。そのキングダムの初期の物語を振り返ると始まりからどれほど史実に基づいているのか気になる方も多いようです。とりわけキングダムの初期の物語の中で秦国の大王「嬴政(えいせい)」が、王の座を追われて逃亡後に臣下たちと援軍を率いて王座を奪還するストーリーがあります。この物語について、どこまでが史実に基づいて描かれた内容なのか、どれほど脚色が施された物語なのか、気になっている方も多いようです。そこで今回の「TimeMachineMuseum」では、キングダムの初期の物語の「王座奪還編」について注目したいと思います。


「信(しん)のプロフィール」

  • 名前:李信/信(しん)
  • 武力:93+大α
  • 知力:76
  • 指揮力:88
  • 経験値:A
  • 夢:下僕の身分から天下の大将軍

「キングダムの信(李信)の概要」

あわせて読みたい記事:【羌瘣きょうかい】キングダムの巫舞能力の秘密や目標達成について

概要:秦国の将軍で、「信」を隊長とする飛信隊と副長の「羌瘣(きょうかい)」が隊長の2つの部隊を合わせた大部隊を率いている武将。武器は、亡くなった親友の「漂(ひょう)」から受け継いだ剣と、「王騎(おうき)」から託された矛、「ヒョウコウ」から託された大盾。本能型の武将。得意とする戦術は、一騎打ちで幾人もの名だたる武将を討ち取りました。秦国の王「嬴政(えいせい)」の身代わりとなった「漂」が死に際に託した地図に記された場所に向かい、「嬴政」と出会いました。その後、王弟の反乱の鎮圧するため「嬴政」と行動をともにし多くの戦いで、大王「嬴政」の危機を救っていきます。そして、「戦を無くすために、中華を統一する」という「嬴政」の夢を叶えるため、その金剛の剣として戦いを続けていきます。

大将軍の夢を追いかけて戦い続ける「信」に対して大将軍になるための確かな道を示した存在が「王騎(おうき)」でした。その「王騎」に素質を見込まれた「信」は、臨終の際に「王騎」から直々に愛用していた大矛を託されました。その時から「信」は、大矛を使いこなすための特訓を密かに続けていました。そして、趙の鄴攻略以降は、この大矛がメインの武器となります。そして、朱海平原では「王騎」を討った「龐煖(ほうけん)」と三度目の一騎打ちに挑み、勝利しました。この時の勝算は、「信」の最大の武器である、仲間の想いを力に変えて戦うことでした。


「キングダムの初期の物語にある王都奪還編は史実なのか?」

あわせて読みたい記事:【嬴政/えいせい】キングダムの吉沢亮の秦始皇帝の年表と伝説を解説

キングダムの初期の物語の中で秦国の大王「嬴政(えいせい)」が、王の座を追われて逃亡後に臣下たちと援軍を率いて王座を奪還するストーリーがあります。この物語について、どこまでが史実に基づいて描かれた内容なのか、どれほど脚色が施された物語なのか、気になっている方も多いようです。もちろんキングダムの「信」というキャラクターは、「李信」という史実に記述されている武将がモデルです。しかし、いつ生まれたのか、いつ死んだのか、という記録は残っていないのです。それでも若くして将軍になったという記述があります。史実の中に若い「李信」の記述があったことで「信」を主人公することは、「嬴政」の同年代とすることは決まったということです。そして、主人公の「信」を「嬴政」との対比で下僕という身分に置いたので、下僕である「信」と王の身分である「嬴政」、2人の結びつきを作らなければなりませんでした。物語の序盤で、2人がめぐりあい運命を共にする強いエピソードが必須だったんです。そこで舞台としたのが、王弟の「成蟜(せいきょう)」による反乱となったということです。
史実にも「成蟜の反乱」の記述が残されています。しかしながら、それは1巻〜5巻の中に描かれている事件ではありません。史実の記述内容は、34巻で描かれている屯留の反乱のことです。しかし、一度小さく未遂で終わる架空の反乱を作っておいて、「成蟜」が「それをずっと根に持っていた」ということで史実に残る本物の反乱につなげることができるかなと思ったということです。

だだ、物語の展開上、「成蟜」が良い人間になってきたので、結果として史実の「成蟜の反乱」は巻き込まれた形に描くことになったということです。

こうしたことから、王弟の「成蟜の反乱」というのは、史実では34巻にある屯留の反乱のことです。そして、1巻から5巻の「王都奪還編の成キョウの反乱」というのは架空の物語で、キングダムのオリジナルです。


「最新作のキングダム3 運命の炎の押さえておきたい見どころのポイント」

あわせて読みたい記事:【信/李信】キングダム主人公の将軍に至るまでの経緯と年表を解説

映画キングダムの注目のポイントは下記のような感じかと思います。

シリーズ3作目となる最新作が2023年7月28日金曜日に公開されるとのことです。

そして新作のタイトルは、「キングダム3 運命の炎」というものです。

実のところ、この規模の超大作としては、異例となる2年連続での公開となると言うことです。前作で映画館に駆けつけたファンの盛り上がりは継続中です。その中、再び暑い夏に公開されると言うのです。

そして、注目は今回の最新作で描かれるのは「馬陽の戦い」と「紫夏編」ということです。

キャラクター人気ランキングの中でも、最も人気のある「王騎将軍(オウキショウグン)」の戦闘と「嬴政(エイセイ)」の命の恩人について描かれているため、大迫力のシーンと悲しみの涙と人間の心の強さなど楽しみな内容となっていると思います。

そして映画はキングダムの柱、魂とも言える「なぜ、中華統一を目指すのか」というテーマに挑戦し続けています。


「新作映画に向けてキングダムのあらすじストーリーを振り返る」

あわせて読みたい記事:【河了貂/かりょうてん】キングダムの飛信隊軍師キャラクターの活躍

まだ1度も統一されたことがない、7つの大国が戦いに明け暮れていた春秋戦国時代と言われた時代が舞台です。

主役の信(シン)は、「山﨑賢人」さんが演じておられます。

この信は、戦争孤児として育っていますが、ともに夢を追いかけなくなった親友と同じ姿をした、秦の国王に出会います。

この国王は嬴政(エイセイ)で、「吉沢亮」さんが演じておられます。

信は国王である嬴政と出会い、信の人生はターニングポイントを迎えます。運命に導かれるように、中華統一への道を駆け抜けることになっていくのです。

そうした中にあって、「橋本環奈」さんが演じておられる、河了貂(カリョウテン)や「長澤まさみ」さんが演じておられる、楊端和(ヨウタンワ)の力を借りて、亡くなった親友と約束した「天下の大将軍になる」という約束を叶えるために、長く険しい道を歩んでいくことになったのです。

そして、信にとって初陣となる蛇甘平原の戦いで、羌瘣(キョウカイ)に出会います。

この羌瘣(キョウカイ)役は、「清野菜名」さんが演じておられます。

そして、この初陣となる戦いで信は、武功を挙げることになります。そして100人を率いる将へと昇格して、夢への道を進み始めることになったのです。しかし、そのような中、突如として趙(ちょう)が大群を率いて侵攻してきたと言う報告がありました。これに対して秦の軍というのは、寄せ集めの兵で構成されていました。この状況で趙の大軍を馬陽(ばよう)で迎え撃つことになるのです。圧倒的に不利と思われる中、秦の国王である嬴政は、大きく戦局を動かそうとします。

それは、かつて中華全土に名を轟かせた、「王騎」将軍を総大将に任命するのです。

今回、この「王騎(オウキ)」将軍を演じるのは、前回に続き、「大沢たかお」さんです。

しかし、不思議なのは「王騎」将軍は戦場離れていたのに戻ってきたということです。それで、なぜ「王騎」将軍は、戦場に戻ってきたのか?そして、因縁の地である馬陽で彼らを待ち受ける運命とは、どのようなものなのかということが描かれます。こうして、新たな信と仲間たちの夢を賭けた戦いが始まります。2023年7月28日(金)の映画公開を楽しみにしたいと思います。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人:TMM

管理人:TMM

未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。