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【災害対策必須】心身ともに今できる準備と被災後にできることは何
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地震大国といわれる日本。近年、震度5以上の大きな規模の地震が各地で起きており、巨大地震の前触れではないかとも言われています。加えて夏の時期になってくると大雨、洪水、台風などの被害が毎年日本各地で発生しています。世界的にも地震、洪水、ハリケーンが各国で起きており大きな被害をもたらしていることをニュースなどで知っています。こうした地球環境ゆえに、どんな人でも災害に遭ってしまう可能性があり、多くの人は年々、災害について意識が高くなっているといいます。近年においては大きな災害も増加しており命の危険が伴っています。そこで災害対策として備えをしておくことは重要です。では、どのような備え、対策が実際的なのか。
「災害対策の準備」
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「意識する心の準備」:災害は必ず起きるもので、自分も家族も友人も知り合いも巻き込まれる可能性があるということです。そう考えると災害に遭ってからでは遅すぎるのです。ですから常日頃から災害を意識しておく、心の準備が必要なのです。
「最新情報を入手」:自分自身の生活している地域では、これまでどのような災害が起きてきたでしょうか。また災害が予想されるでしょうか。日本であれば、海岸に近い地域は水面からの高さが表示されていたり、山の近くであれば落石注意の表示があったりと注意喚起の標識に気付きます。また避難場所の標識もありますので、防災マップをしっかりと把握しておきましょう。また自宅の構造や位置が安全なのか見直しておく必要もあるでしょう。また火災の原因となりそうなものをチェックし対策しておきましょう。火災報知機の電池の確認は年に一度は電池の交換ということも忘れずに。
「災害用の備蓄管理」:災害が起こると電力ストップ、上下水道ストップ、交通網、電話などインフラが機能しなくなる可能性が高いです。また避難したり寝泊りに使用することになる可能性のある自動車は燃料が常に半分以上になっているようにしましょう。この点、電気自動車の場合、電力ストップが長期間になると厳しいこともあるかもしれません。モバイルバッテリーなどのグッズが役立つことでしょう。当然欠かすことができないものは、自宅に食料、水、救急箱を常備しておくという点です。
「連絡網」:近くや遠くの家族、友人と連絡が取れるようにしておきましょう。日ごろから互いに連絡を取り合って災害時などについても話しておくと助かるでしょう。
「避難計画と避難訓練」:建物の中にいるときに災害に遭う可能性があります。それで、一番近い非常口の位置の確認をしておきましょう。また子供の学校の避難計画を知っておきましょう。さらに、家族が集合する場所を決めておきます。学校や公園など、近所で一か所、少し離れたところで、もう一か所を選んでおきましょう。そして、避難場所まで家族で歩く練習をしておきましょう。
「他の人の救助について」:年配者や体の弱い人などを助ける計画、どんな助けが必要となるか日ごろから考えておきましょう。
「災害に遭ったときの行動」
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「地震が起きたとき」:机やテーブルなどのしっかりとした家具の下に隠れる。また玄関や柱の多いところに逃げましょう。また余震が来ることを考え、できるだけ早く建物から出て離れてください。地震が起きてすぐにレスキュー隊が救助に来てくれる可能性は低いです。それで、自分の命と他の人の命を考え、できる範囲で他の人を助けるようにしましょう。
「津波が発生したとき」:海岸から急に潮が引き始めたら、すぐに高台に避難します。さらに津波は第一波が着た後に、さらに高い波が何度も来ることがあるので決して高台に避難したならば低い土地に降りていかないようにしましょう。
「火災が発生」:低い姿勢を保ち、すぐに近くの出口に向かって避難します。そうしなければ煙が充満し視界が悪くなり、熱や煙を吸い込みてしまい死に至る危険が高まります。避難先に移動中に何かを取りに戻ることは危険です。数秒の判断が生死を分けることになるということを思いに留めておきましょう。
「洪水が発生」:浸水した建物には入らない。浸水してきたならば高いところに避難しましょう。増水してきたならば、徒歩で水の中を移動したり車で移動はできません。汚水が混ざったり、がれき類が混ざっている可能性がありますし、マンホールの蓋が外れたり、切れた電線が垂れ下がっていたり危険が高まっている可能性が大きいです。水深60センチの水の流れには、車を押し流すほどの力があります。実は、洪水による死者は流れを車で渡ろうとして亡くなっている人が大半なのです。
「竜巻やハリケーン」:頑丈な建物に避難しましょう。海外ではシェルターを自宅に備えていたりしています。
「警戒区域に指定された場合」:すぐに非難しましょう。また自分がどこにいるのか家族や友人に知らせておきましょう。そうしないと、家族や友人は危険を冒してあなたを探してしまうかもしれないからです。
「電話の使用」:音声通話よりもメールやSNSのほうがつながりやすいと言われています。
「自宅・避難所にとどまる指示が出た」:外に決して出ないようにしましょう。化学物質や核物質、生物などによる攻撃や事故が遭った場合、屋内にとどまり換気装置は作動させないようにします。すべてのドアと窓に目張りします。核物質が関係しているならば、建物の一番下の階の中心部に移動し被ばくを最小限にします。テレビ、ラジオ、インターネットで地元のニュースから情報を収集しましょう。危険がなくなり外出許可が当局からアナウンスされるまでは決して外に出ない。
「被災後の行動」
「家族や友人と一緒にいる」:心身ともに安心安全のため避難所よりも良いといえます。
「清潔さを意識する」:生活空間を清潔に保ち、病気や危険から身を守りましょう。
「保護具を使用する」:被災後に復興作業していくことになりますが片付けの際には保護具は必須です。可能ならば、手袋、靴、ヘルメット、防塵マスクを直用。とりわけガス漏れ、電線や隠れた残り火に注意します。
「日課を守る」:日課をできる限り守る。家族ならば子供がいる場合親が冷静で希望にあふれた様子を見るならば安心し、心のストレスを軽減することができるでしょう。家族で一緒に学校の勉強や遊びや心を養う活動を行い子供のケアに努めましょう。ネガティブなニュースのことばかり考えたり、自分の不安やイライラを家族にぶつけてしまうことしないように努めましょう。互いに助け合うことを意識しておくことは気持ちの面で安心感を得ることにつながります。
「災害に遭うと損失が大きい」:災害には損失が伴う。政府や救援活動などは、目標としていることが人々が生き延びられるように助けること、命を守ることで災害で失ったもの、損失したものをすべて元通りにすることではないということを認めましょう。命に最低限必要なものは、食料、清潔な水、衣服、雨風をしのげる場所です。これ以上の要求は救援活動では与えられることは可能性として低いといえるでしょう。
「心のケアを忘れない」:災害に遭うと心が必ず傷みます。最初は被災したことにショックを受けますが、その後、不安や気落ち、気持ちの浮き沈みなどの症状が出てきます。そうした心の傷は、自分自身の思考、仕事。睡眠に影響を与えます。今の状況でどのように自分の気持ちはなっているのか、自分の中で抱え込むのではなく思いやりのある友人に話し聞いてもらいましょう。
「今できる防災の準備」
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実のところ防災機関は各家庭に災害用の備蓄を行って年に一度は使用期限をチェックするように勧めています。ですから今一度、災害に遭う前に地元の防災課などの地域に密着した防災情報を確認しておきましょう。
ちなみに世界的な基準では、一人当たり最低でも飲料水9リットルとすぐに食べられる保存食を3日分備蓄しておくことが勧められているようです。
各家庭で準備するように勧められているものに「非常用持ち出し袋」があります。どのようなものを中に入れているでしょうか。下記は一例です。
〇毛布、温かい衣類一式、頑丈な靴
〇懐中電灯、ラジオ、モバイルバッテリー、乾電池
〇救急セット、ホイッスル(救援依頼に必須)
〇密閉容器に入れた常備薬、処方薬、処方箋のコピー、他の大切な書類
〇緊急連絡先、家族が落ち合う場所のリスト、周辺地図
〇クレジットカード、現金
〇家や車のスペアキー
〇食器、缶切り、万能ナイフ、防水マッチ
〇防塵マスク、防水テープ、テントもしくはテントにできるレジャーシート
〇歯ブラシ、石鹸、タオル、トイレットペーパー
〇乳幼児、高齢者、体の不自由な人に必要なもの
〇紙と鉛筆、本、おもちゃ
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