【首都高速トライアル】R30スカイラインRS劇中車両のスペック

この記事は4分で読めます

目次

【首都高速トライアル】R30スカイラインRS劇中車両のスペック

あわせて読みたい記事:【ホットロード】劇中バイク車種一覧と春山(登坂広臣)のヨンフォア

あわせて読みたい記事:【湘南爆走族】登場する人物と劇中の旧車や名車の車種スペック一覧

あわせて読みたい記事:【東京リベンジャーズ】キャラクターと旧車・名車の車種一覧と仕様

海外においても人気モデルとして車好きが、所有したい日本車の一台が「日産・スカイライン」の特別モデルでしょう。とりわけスカイラインと切り離して語ることができないモータースポーツの活躍、映画やドラマ、漫画などのエンターテインメントで活躍した劇中車両やレプリカ車両は絶大な人気があります。1980年代のカーアクション映画でも多くのクルマ好きを魅了したものに「首都高速トライアル」という映画があります。この作品は1980年代後半から1990年代にかけて製作された、首都高速道路を舞台とした走り屋を題材にした映画シリーズでした。ドリキンこと「土屋圭市」氏が登場していたり、「大鶴義丹」や「的場浩司」などが役者としてデビューした映画としても貴重な作品といえるかもしれません。この作品は、映画・オリジナルビデオ(OV)を含め全6作が作られており、英語名は「Freeway Speedway – Megalopolis Express Way Trial(旧パッケージ版)」、「Tokyo Speedway(新パッケージ版)」となっています。とりわけ注目できるのは、「大鶴義丹」が操る「日産:スカイラインRS(DR30型:前期型)」です。実際のドライビングテクニックも見ものですが、劇中車はエクステリアは渋く仕上げられており、パワートレインもチューニングされているカスタムマシンでした。では、どのようなチューニング内容だったのかに迫ってみたいと思います。


「日産・スカイライン2000ターボRS(DR30型):概要

1981年8月に登場することになりますが、この「R30型:スカイライン」は、デビュー当初は先代モデル(C210型)のパワーユニットと同様の「L20型:直列6気筒 SOHC エンジン」を搭載する「GTシリーズ」と「Z18型:直列4気筒 SOHC エンジン」を搭載する「TIシリーズ」の2系列でした。また先代モデルまで続いたショートノーズなどは存在せず、ホイールベースは1種類となりました。アメリカの俳優である「ポール・ニューマン」が広告キャラクターであったため、「ニューマン・スカイライン」としての愛称も与えられています。マイナーチェンジ後の後期型になると特徴的なフロントマスクが与えられて「鉄仮面」と呼ばれるようになりました。1981年の10月に最高出力150PSの4バルブDOHCの「FJ20E」を搭載した「2000RS」が登場、1983年2月に前期型の「FJ20ET」を搭載した2000RSターボが最高出力190PSを発揮して登場。「史上最強のスカイライン」と呼ばれるようになりました。そして、後期型のR30型スカイラインは、1983年8月に登場して「鉄仮面」と呼ばれるようになります。「スカイライン2000RSターボC」、「スカイライン2000RS-XターボC」というグレードが登場して最終的にはインタークーラーを装着し最高出力205PSとなりました。


「DR30型:日産・スカイライン 2000RSターボC」:スペック

年式:1984年
型式:KDR30型
全長 × 全幅 × 全高:4,620mm × 1,675mm × 1,385mm
ホイールベース:2,615mm
トレッド(F/R):1,420mm / 1,410mm
エンジン型式:FJ20ET
エンジン形式:直列4気筒 DOHC ICターボ
排気量:1,990cc
最高出力:205PS / 6.400rpm
最大トルク:25.0kgm / 4.400rpm
駆動方式:FR
トランスミッション:5MT
サスペンション(F/R):ストラット / セミトレーリングアーム
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク / ディスク
タイヤサイズ(F/R):205-60-R15


「エクステリアのボディカラーは市販車初期設定だったガンメタ/ブラックがベース」

外装は「エアロマジック」製のフルエアロが装着しており、前期型の「DR30型:スカイラインRS」でボディカラーは、ガンメタ/ブラックの2トーンカラーでした。リアでは「TBO」製の75Φマフラーが装着されていました。車高は、ノーマルより若干下げられた車高ですが、「ニスモ」製のスプリングとショックアブソーバーが組み込まれています。これでも当時のカスタム、チューニングとしては、低い車高と思われます。実のところ前期型のターボRSは、生産期間は半年であり後期型の「鉄仮面」が登場してからは、前期型を「鉄仮面仕様」とするフロントセクションとテールランプを変更するカスタムが流行したために前期型の「RS」や「RSターボ」は減少した経緯があります。こうした背景もあり「首都高トライアル」の劇中車両は希少モデルともいえるでしょう。

「インテリアは、硬派なイタルボランテ製で統一されていた」

インテリアデザインは、変更されたシートはイタルボランテフォーメル、そこに装着された4点式シートベルトもイタルボランテ製、そして、ステアリングもイタルボランテが装着されています。メーター類も変更されていますが、社外製のアナログメーターでスピードメーター:270km/h、タコメーター:10000回転となっています。追加メーターはTRUST製ブーストメーター、LAMCO製(油温計・油圧計・燃圧計・電流計)を装備が装着されていました。

「パワーユニットであるエンジンはフルチューン仕様の400PSオーバー」

パワーユニットとして搭載される「FJ20ET」エンジンには、オーバーサイズの鍛造ローコンプピストンが組み込まれ、2.2L仕様へと変更され三菱製TD08(29B/18CM)ターボチャージャーを装着されていました。排気効率向上のため装備されたTBO製の75Φマフラー。ターボチャージャーは最大ブースト1.6kg/cm(通常:1.0kg/cm)時で、最高出力:420ps / 7,200rpmを誇るポテンシャルを備えていました。パワーを確実に伝えるためにB&B製のクラッチに変更されています。またハイブースト化にともなった燃料増量は、720cc容量のサブインジェクターを2本追加、トラスト製レーシングタイプの大容量ウエストゲートも装着。トラスト製のレビックで燃料調整がされています。さらに高回転での頭打ちを改善しパワーダウンを避けるために272度の作用角をもつハイカムが組まれています。トップスピードは290km/hにまで到達します。このパワーと最高速度に対してサスペンションは、ニスモ製レース用ダンパー&コイルスプリングをセットアップし強化されています。


「DR30型:スカイラインRSターボ・首都高速トライアル仕様」:スペック

あわせて読みたい記事:

エンジン:FJ20ET型改2.2L仕様
ピストン:鍛造ローコンプピストン
ガスケット:TBO製メタル
ヘッド回り:コンロッド素面加工
バルブ:TBO製スペシャル加工
バルブスプリング:TBO製オリジナル強化仕様
カムシャフト:IN68度/EX70度
クランク:D/B
吸気系:サブインジェクター720cc/min×2
排気系:TBO製ステンレスEXマニホールド、TBO製75Φマフラー
電気系:TRUST製レビック制御システム、レーシングプラグコード、NGK製レーシングプラグ
補機類:TRUST製インタークーラー、TRUST製レース用VVC
タービン:三菱製TD-08(29B/18CM) TD-08(29B/18CM)、TRUST製レーシングウエストゲート
トランスミッション:3速クロスB/Bクラッチ
ファイナルギア:3.545
追加メーター:TRUST製ブーストメーター、LAMCO製(油温計・油圧計・燃圧計・電流計)
ブースト圧:1.3kg/cm~1.6kg/cm
サスペンションシステム:ニスモ製レース用スプリング、ニスモ製レース用ショックアブソーバー
外装:エアロマジック フルSet、CIBIE製ライト100/90W
内装:シート(イタルボランテフォーメル)、4点式シートベルト(イタルボランテR:L)、ステアリング(イタルボランテ)、270km/hスピードメーター、10,000rpmタコメーター
タイヤ(F/R):アドバン61/2 J-15
最高速度:290km/h
最高出力:420ps/7,200rpm
最大トルク:52kg・m/6,800rpm

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

管理人:TMM

管理人:TMM

未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。