【トヨタ・水素エンジン】1年でガソリン車レベルのレース車両開発

この記事は4分で読めます

【トヨタ・水素エンジン】1年でガソリン車レベルのレース車両開発

あわせて読みたい記事:【スズキ・RE‐5】水素ロータリーエンジンの基礎を築いたバイク

あわせて読みたい記事:【日本の水素エネルギー】特許数世界1位の水素技術でトップシェア

あわせて読みたい記事:【GAFAの2025年】世界トップ企業の目標実現までの事業展開とは

世界的な脱炭素の動きに伴って、カーボンニュートラルが推進される中、エネルギーとして期待されているのが水素です。とりわけ、自動車業界においてはEVの波が押し寄せており、ガソリンエンジンから急速に置き換えが進められています。そのような中、EVと同様に環境に配慮したエンジンとして開発が進められているのが「水素エンジン」です。しかも、世界トップの「トヨタ自動車」が開発を進めています。そして、「トヨタ自動車」は「水素エンジン」を実現させたということで話題となっています。そこで今回の「TimeMachineMuseum」では、「トヨタ自動車」の「水素エンジン」に注目します。


「水素エンジン搭載のトヨタ・カローラがレース参戦」

あわせて読みたい記事:【グリーン燃料水素自動車】トヨタFCV車が電気自動車を超える性能

「トヨタ自動車」が開発している「水素エンジン」ですが、「トヨタ・カローラ」に搭載されレースに参戦しています。しかも、液体水素を使用した水素エンジンを搭載。エンジン自体は「トヨタ・GRヤリス」のものを採用しているようです。これは、軽量、コンパクト、高出力に耐えられる耐久性が評価され採用に至ったとされています。スペックは、最高出力:304PS、最大トルク:400Nm、そして180Ⅼを3分30秒で給水素を行い、エンジン回転数:6500rpmとガソリンエンジンと同等レベルのスペックを持っています。車体重量は「トヨタ・カローラ」よりも230㎏程、重量ましとなっているものの、わずか1年の開発期間でこのレベルまで仕上げてきているということです。開発は登山でいう所の4合目ということで、エンジン周りの課題を解決したところということです。今後は、車体パッケージの問題を解決する研究開発を行っていくようです。また操作系、タンクの小型化による居住空間機能の信頼性などを向上させていくという目標があるということです。そして朗報となっているのが、水素技術の仲間が日本だけではありません。「川崎重工業」、「大林組」、福島県、山梨県、東京電力ホールディングス、東レなどもパートナーに加わっているようです。太陽光由来、褐炭由来下水バイオマス由来の水素を使用しているということです。


「トヨタの水素エンジン搭載トラックの開発事情」

あわせて読みたい記事:【ブルーイーネクサス】eAxle搭載トヨタbZ4Xの開発スペック

「トヨタ自動車」は水素エンジン搭載のトラックの開発に注力しているようです。実際にトラックをEVにすると、バッテリーが荷物を運ぶことができないサイスまで大きくなってしまうようです。


「水素エンジン搭載モデルの開発」

あわせて読みたい記事:【ツインバード工業】スターリングエンジンJAXAクリーンエネルギー

水素エンジンのメリットとして水素エンジンは、低回転、高負荷に強く自家用よりトラックと相性が良いということです。今後の開発に注目しています。


「水素エンジンの海外の開発」

あわせて読みたい記事:【水素ガスタービン発電】三菱重工開発の23兆円規模の世界初技術

「水素エンジン」の海外の開発は、いくつかの国で進められています。

「ヒョンデ(ヒュンダイ)・韓国」:水素燃料自動車(FCV)のネッソが2020年までに世界のシェア65%を占めていて、「トヨタ自動車」は22%、「本田技研工業」は23%というグラフとなっています。また実際には、「本田技研工業」は「クラリティ」を開発していました。

「本田技研工業」は「ジェネシス」というレクサスにあたる高級モデルのEVを開発。「ヒョンデ」はSUV人気でEVの「アイオニック5」などを投入してエコカー市場の世界シェアをみていきたいと思います。「トヨタ・MIRAI」の第二世代を投入して世界シェアを49%まで広げ、ネッソのの44%を上回ることになっています。


「中国の水素エンジン」

あわせて読みたい記事:【マイクロ炉・水素エンジン】三菱重工の超小型原子炉の性能と安全性

中国は水素エンジンに拘り開発を成功させています。中国の国営企業である「中国第一汽車集団」が成功させたということですが、大型商用車用ゆえにフォークリフト、トラック、バスでの利用が想定されているようです。しかも、2022年に大阪への出店し日本国内初の高級EVブランド「紅旗」を投入しています。


「ロシアの水素エンジン開発」

あわせて読みたい記事:【ブルー水素】日本の石炭火力発電技術から環境と経済に革命が起きる

世界で初めて水素エンジンの開発に成功したのはロシアで、成功したのは1941年のことだったようです。


「千代田化工建設」

あわせて読みたい記事:【デンソー/ホンダ/大同特殊鋼】レアアース不要のモーターを開発

「千代田化工建設」はブルネイにある水素プラントで水素を安く大量生産し、「三菱商事」、「三井物産」、「日本郵船」が水素を運搬するグローバルな水素インフラを構築しているのです。


「川崎重工の褐炭水素」

あわせて読みたい記事:【JAXA・全機ロバスト低ブーム設計】超音速機開発の経済効果とは

「川崎重工」はオーストラリアで質の悪いために、ほとんど廃棄されている石炭(褐炭)で水素を大量生産する企てがあるようです。


「大阪ガスも水素製造」

あわせて読みたい記事:【PaleBlue】2025年に小型衛星用の水エンジンを実用化

「大阪ガス」はオーストラリアの「アクアエアレム」社と年間40万トンの水素を製造する契約を結んでいます。


「岩谷産業/液化水素メーカー」

あわせて読みたい記事:【電磁レールガン・高出力マイクロ波照射装置】実用化開発費と性能

「岩谷産業」が開発している「液化水素メーカー」です。液化水素の設備で使われる極低温バルブを製造している「宮入バルブ製作所」、水素ステーションに設置される小型オンサイト水素製造装置、「HyGeia」を製造している「三菱化工機」など期待される企業は株価も上がっているようです。また2026年までに「岩谷産業」の子会社である「アメリカ岩谷」は水素ステーションを30ヵ所製造する契約も結んでいます。


「アメリカの水素事業を狙うシェブロン/シェル」

あわせて読みたい記事:【石油大国日本】2028年に経済効果2000兆円以上の油田開発

アメリカは2030年までに自動車の半分をEVにすると発表した。「トヨタ自動車」は「水素エンジンはEV より10年遅れを取っているが、その間はHVで持ちこたえるべきだ」と抗議しているようです。EUにおいては2035年までにガソリン車の販売を禁止する法律ができている。アメリカの石油大手「シェブロン」の子会社「シェブロンU.S.A.」と水素関連事業で提携を結びました。「シェブロン」はアメリカのエンジンメーカーの「カミンズ」と水素関連事業の提携を進めているようです。アメリカの石油大手の「シェル」の子会社「エイクロン・エンタープラジズ」とも良好な関係を維持しています。また世界最大級の貨物輸送拠点であるアメリカのカリフォルニア州ロングビーチ港で商用トラック用の大型水素ステーションの建設が決定しています。これは、完成すると親会社の「シェル」の水素ステーションとして運用される。「フューエルセル・エナジー」社がバイオマス発電で作った水素が供給されるようです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

カテゴリー

管理人:TMM

管理人:TMM

未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。