【ヤマハ・ネオス】電動バイクNEO’Sのスペックや価格は原付以上

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【ヤマハ・ネオス】電動バイクNEO’Sのスペックや価格は原付以上

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ヤマハが電動スクーターを発表。グローバルモデルとしてヨーロッパからアジアに販売拡大予定のモデルの「ヤマハ・NEO’S」です。実は「ヤマハ(ヤマハ発動機)」は30年にわたって電動バイクの開発と販売を行ってきた実績があるメーカー。しかも、高品質なスクーターを製造・販売するメーカーとしても有名です。今後、新しい排気ガス規制で現在の原付バイクは廃止される可能性が高いようで、電動バイクの時代に突入するようです。そのため今回「TimeMachineMuseum」では、EVマシンが世界的に急拡大、急成長する中で日本のメーカーであるヤマハが原付バイクに代わる第四勢力として発表した「ヤマハ・NEO’S」に注目します。


「ヤマハ・NEO’S」:特徴

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今回、発表された「ヤマハ・NEOS」の特筆すべきポイントを押さえておきたいと思います。1:スクーターである。(コミューターから普及させることが前提条件)

2:バッテリーの航続距離→37km(現在の比較対象としてホンダPCXエレクトリックと同等レベル)。とはいうものの実際には、航続距離は0.7をかけた数値で、新品の状態で平地走行をした場合25.9km。加えて、バッテリー残量が2割~3割を切るとスピードは落ちてしまう。劣化に関しては走行距離10,000kmまで1,000回の充電を施してもバッテリーの劣化はしない。セカンドバッテリーで拡張すると航続距離を伸ばすことが可能。バッテリー重量は8㎏。短距離走行で「ヤマハ・NEOS」は活躍し、バッテリーは自宅で充電できるためにEステーションなどの充電スタンドなどの問題もありません。ちなみにバッテリーは全メーカー共通になりスタンドなどで交換できるという発表がありました。

3:パワーユニット特性:ダイレクト駆動方式のインホイールモーター「YIPU Ⅱ」を採用。ブラシレスモーター(専用開発の空冷ブラシレス)やブレーキ、出力制御するMCU(モーターコントロールユニット)、ハブなどをリアアームと一体化したユニットとなっている。ユニットをリムにボルトで締結しており、タイヤ交換など整備性に優れている。また55デシベルの音量のために非常に静かです。これは、現在の50㏄バイクの71デシベル以下と比較しても明らかです。パワーユニットスペックは、最高出力:2.5kw(3.9PS)/400r/min、最大トルク:136.0Nm(13.9㎏‐m)/50r/minというポテンシャルです。つまり、出力=トルク×回転数ということですので、トルクは回転数を1-10とした場合、最大(1)→減る(5)→さらに減る(10)という特性です。出力も最大(1)→減る(10)という特性です。

4:車両重量:98㎏(バッテリー込みの車両重量)。これは小型バイクの水冷エンジンと同じ重量ほどの軽さです。積載量は27リットルの収納容量をシート下に確保。フルフェイスヘルメット1個分のスペースとなります。

5:充電時間:0-100%(フル充電)→8時間。20-80%→4時間。

6:フレーム/足回り:専用開発のアンダーボーン型フレーム。前後13インチタイヤ、10本スポークのアルミダイキャスト製ホイール。リアホイールは低圧ダイキャストで製造された専用リム。フロントディスクブレーキ、リアコンビブレーキ

現在のところ問題点としては、航続距離を伸ばすためにはバッテリーを多く積載するということしかないという点。そうすると重量が増してしまいます。


「ヤマハ・NEO’S」:スペック

  • 全長:1,875㎜
  • 全幅:695㎜
  • 全高:1,120㎜
  • シート高:795㎜
  • ホイールベース:1,305㎜
  • 最低地上高:135㎜
  • 車両重量:98㎏(バッテリー装着)
  • 1充電走行距離:37km
  • 最小回転半径:1.9m
  • 原動機種類:交流同期電動機(ブラシレスモーター)
  • 定格出力:2.3kW/424r/min
  • 最高出力:2.5kW(3.4PS)/400r/min
  • 最大トルク:136.0N・ⅿ(13.9㎏‐m)/50r/min
  • バッテリー種類:リチウムイオン電池
  • バッテリー型式:BFM-00
  • バッテリー電圧:50.4V
  • バッテリー容量:19.2Ah(5HR)
  • 充電時間:約8時間
  • 駆動方式:電気モーター
  • 1時減速比:n/a
  • フレーム形式:アンダーボーン
  • キャスター:25°30’
  • トレール:84㎜
  • タイヤサイズ(フロント):110/70-13M/C(48P)
  • タイヤサイズ(リア):110/70-13M/C(63P)
  • タイヤ構造:チューブレス
  • ブレーキシステム(フロント):油圧式シングルディスクブレーキ
  • ブレーキシステム(リア):機械式リーディングトレーリングドラムブレーキ
  • サスペンションシステム(フロント):テレスコピック
  • サスペンションシステム(リア):スイングアーム
  • ヘッドランプバルブ種類:LED
  • ヘッドランプ:LED
  • 乗車定員:2名
  • 発売日:2022年3月
  • 販売価格:3.099ユーロ(日本への販売は未定)

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未来に残したい、繋げたいをテーマに日々を過ごすことに夢中。そのテーマに自然界、歴史、科学、教育など、あらゆる方面から未来と過去を行き来出来たら、現在どうなっているか、これから先どうなるのか気になることが多く、今更ながら様々な分野を勉強中。